学校の様子

2024年度

多様な経歴を持たれている高根澤さんのお話

2年生のキャリア教育の一環で高根澤さんの生き方について聞かせてもらいました。

高根澤さんは沼津高専を卒業後、東京で就職し、数年間勤務しました。その後、地元に戻り、選挙活動の支援を行いました。

さらに、再度大学に進学して学び直し、地元富士宮の企業の取締役に就任するなど、多彩な経歴を持つ方です。

現在は、害獣たちの被害に対して今まで学んできたことを生かし高根澤さんにしかできないことを実施しています。

その一つに、害獣を駆除した後の毛皮の製品化やデジタル化があります。

高根澤さんからは、中学生からもその部分でのアドバイスが欲しいとの要望があり、中学生に意見を求めている姿が印象的でした。

以下はこの授業を終えての生徒の感想となります。

○授業で学んだことは、自分らしく生きることの大切さです。さまざまな学校や会社に行くことで、多くのことを学び、自分の可能性を探ることができると感じました。この授業を通じて、いろいろな場所に行けば多くのことを学べることを実感しました。

西富士中に来てくださった方々の話を聞くと、多くのことを学ぶためには、さまざまな場所に行き、経験を積むことが重要だとわかりました。高根澤さんも同じようなことをおっしゃっていて、本当に経験が大切だと理解しました。

 

○今回、高根澤さんの話を聞いて、自分なりの生き方について考えることができました。高根澤さんはチャレンジャーな人だと感じました。なぜなら、友人のために周りが12歳くらい年下の人ばかりで同年代の人が少ないにもかかわらず、再び学校に入ったり、HKSで高い地位にいたにもかかわらず、別の仕事に転職するなど、挑戦を続けているからです。自分はチャレンジャーではないけれど、やりたいことやなりたいものがたくさんあるので、できる限り挑戦していきたいです。また、ハンターにも興味があるので、大人になったら第一種猟銃の免許を取得できるよう勉強したいと思います。

 

今回の授業を通して生徒たちは「多様な人生の在り方」や「学び続ける事の大切さ」、「運は努力次第」であることについて学んでいたように思います。

様々な大人と出会うことで生徒たちの思考が深くなっていくことがこのような授業を実施していると感じます。

関わってくださる地域のみなさんには感謝しかありません。

ビジコネさんにビジネスのアドバイスをしてもらう

2年生の間遠学習でビジネスコネクトのみなさんに自分たちが考えているビジネスの相談を実施しました。

地域のお年寄りのために何ができるのか考えた結果、自分たちがお年寄りのために動けばよいのではと考え、「レンタル中学生」というビジネスを考えている野田にこさんは、「レンタル中学生」を他の地域でも広げていきたいのですが、どうしたらよいのかという相談をしていました。

ビジネスコネクトさんからは「まずは自分たちの地域でやっていることを確立することが大切である。それが確立してきたら同じことを他の地域でも自分たちがやってみることが大切なのではないか。」という助言をしてくれました。

他にも生徒たちは「サイクリング観光」や「西富士ガチャ」「自然体験学習」について相談をしました。

どのビジネスについても中学生にも分かりやすいような助言をしてくださり、中学生のビジネスが次に進むきっかけとなりました。

生徒たちの本気を本気で受け止めてくれる大人達がいることは生徒たちにとってとても貴重です。

地域のみなさんが協力してくれるありがたさを感じる間遠学習となっております。

 

亜鉛とハンダでアートを創る

2年生の技術科の授業で板金屋さんを営んでいる鈴木さんにお越しいただき、亜鉛とハンダでもの作りの体験提供をしてもらいました。

各自にもの作りセットを用意してもらったり、作り方について丁寧にアドバイスをしてくださったりしてくださいました。

生徒たちのハンダ付けの技能も上がっていました。

完成した作品は下のようなものでした。

この活動を通して、もの作りの楽しさを味わうと共に、普段使わないものでもこのように生まれ変わる感動を知ることができました。

柚野商店の平野さんからの学び 人とくらしをつむぐ

柚野商店の店主の平野さんから柚野商店の在り方について学びました。

柚野商店は、静岡県富士宮市柚野地区にある唯一の小さな商店です。量り売りで調味料やナッツ類、スパイスなどを提供し、地域で採れた野菜や玄米100%のお団子、信頼できるパン屋さんのパンや和菓子屋さんの和菓子、ジビエ肉など、安心して食べられる食品も取り扱っています。また、お酒やたばこ、アイスやお菓子、雑貨や日用品なども揃えており、地域のニーズに応えています。店舗スタッフは全員柚野地区に縁があり、手作りのお総菜やスイーツも好評です。地域の今を楽しみ、未来を創るお店です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 以下は生徒たちからの感想です。

○地元に唯一あった買い物ができるコンビニが無くなったら困るから自分でやろう!と思って実行までする決断力と行動力に感心した。
売上を維持するためには、前の店のときに来てくれていた地元民が飽きないで来てくれるように商品や告知をし、お客さんの声を聞いて店に活用することが大切で、売上を更に伸ばすには、インターネットを利用して店のことを拡散したりその店での売り商品や独自の量り売り等といった売り方が方法としてあることがわかった。
地元に還元したい。

○自分は近くに柚野商店があったらぜひ行ってみたいと思いました。小さいお店だけど、人との関わりが多く、軽い買い物をするときに便利だと思いました。とても温かい空間で暮らしやすい場所だなと思いました。コミュニケーションができる場所で、出会いの場になっていて行ってみたいと思いました。

柚野商店は地域の中心にあるホッとする場になっていることを生徒たちは気づいていました。西富士地域にも柚野商店のような場所があると良いなと生徒たちがつぶやいていたのが印象的でした。

 

 

小田梨恵子さんの生き方を動画に編集しました。

中学2年生の技術科の授業で、動画編集について実施しました。

動画編集する素材は小田梨恵子さんのお話。

小田梨恵子さんは以下のようなキャリアを持たれている方です。

東京・名古屋で22年間過ごし、2018年に地元富士宮市にUターン移住。2019年副業として起業したキャリアアートスマイルを経て、2022年には屋号をエコキャリに変更。同8月に法人化し、株式会社エコキャリへ。自然を基点に人や組織のはたらく・生きるを「まるごと」サポートを掲げ、地域内外をつなぐ活動をしている。
地元では、プロジェクト企画・実施や、SNSを使った情報発信などを行う一般社団法人まるごと富士山/チームロコにて代表を務めている。

このようなキャリアのため、富士宮の様々な中学校で、キャリア教育についての話をしてくれています。

今回はただキャリアの話を聞くのではなく、動画にまとめていくことで、より話の内容を理解できるのではないかという想いから実施しました。

このようなコンセプトでの授業であったため、お話を聞くときに撮影したり、インタビューしたりする生徒たちがいました。

この授業を通しての生徒たちの感想は以下の通りです。

 ○今回、小田さんの話を聞いて、小田さんの生き方や、ビジネスを成功させる秘訣などを知ることができました。さらに、小田さんの話を撮影し、編集をして、一本の動画にするということを通して、たった30秒の動画を作るだけでも、とても時間と手間がかかるということがわかりました。でも、とても楽しかったです。

○キャリア教育をもっとクリエイティブにするために小田さんの話にあった、株式会社エコキャリのことや将来に活かせる動画編集から、たくさんの気付き、リソースを得れた。公認心理師、社会福祉士、キャリアコンサルタントなどといった資格を利用して個人や組織の悩みを解決したり、メンタルヘルスやキャリア研修などをありのままにつながるつくるという価値観を大切に事業を進めていた。
近い未来に必要とされる動画編集などのスキルを学べる良い機会になった。まずは30秒動画を完成させてみたい。

新しいキャリア教育の授業としてとても充実した時間となりました。

貴重な時間をありがとうございました。