学校教育目標/重点目標

1 学校教育目標
 「志を持って 学び続ける人」
(1)育てたい生徒像(身に付ける資質・能力)
  ①物事に進んで取り組む生徒(主体性)

  ②責任ある行動をする生徒(自己指導力)

  ③新しい価値を生み出す生徒(創造性)

  ④分かりやすく伝え、丁寧に聴く生徒(対話力)

  ⑤多様な人と目標に向け協力する生徒(協働性)

  ⑥対立やジレンマを克服する生徒(やり抜く力)

  ⑦自らの学びを常に振り返り、次の行動に生かせる生徒(自己調整力)

2 学校経営目標  
   「共に学び、協働しながら

     義務教育9年間で資質・能力を身に付ける学校づくり」

 小規模校は、職員や地域の大人の目が生徒一人ひとりに行き届くため、より丁寧な関りができる。また、教育活動の変更が短時間でスムーズに行えるフットワークの軽さも小規模校ならではの良さである。一方で、大規模校に比べて一人が全体に及ぼす影響が大きいため、職員・生徒の成長は学校全体の成長に直結する。教職員の人材育成は重要な課題であり、生徒を育てながら教職員も成長できるような学校経営が求められている。これらのことから、職員と生徒が、より良い学校を目指して共に学ぶ姿勢をもち、成長しながら日々の教育活動に取り組むことを願い、学校経営目標の始まりを「共に学び」とした。また、教職員数や生徒数の少なさを補うには、「協働」が必要である。協働によって、一人では解決できないことが解決でき、学校に一体感が生まれ、共に高めあう雰囲気が醸成される。先に述べた一人ひとりの成長と協働とが相乗効果を生めば、学校全体が向上し、学校教育目標に近づくことができると考える。そこで、職員および生徒が「協働しながら」学校生活における課題を解決することを学校経営目標の二つ目に盛り込んだ。このような土壌のもと、Society5.0時代を生き抜くために必要な資質・能力を、西富士校区の3つの小学校(上井出小、人穴小、白糸小)と共に、義務教育9年間で発達段階に応じながら身に付けることを学校経営目標に設定した。身に付けたい資質・能力は、「①主体性②自己指導力③創造性④対話力⑤協働性⑥やり抜く力⑦自己調整力」の7つを掲げている。西富士中校区の小学校では、「学びを生かし、知識・技能を確実に習得する力(生きて働く知識・技能)」「根拠を明確にし、考えを伝え合う力(思考力・判断力・表現力)」「互いのよさを認め合い、やり抜く力(学びに向かう力・人間性)」の3つの力を身に付けることを目標としている。西富士中学校の生徒は、この力を基盤として、先述の7つの資質・能力を身に付けていく。また、資質・能力を身に付ける手立てとして、中学3年生のあるべき姿を小・中学校、生徒、家庭、地域が共有できるよう、「西富士中スタイル」を広く配布し共有する。教育課程が生徒にとって有効かどうかを検証しながら学校経営を進めるために、週一回の分掌部会、運営委員会、月一回の職員会議を短期PDCAサイクル、教育課程編成会議を長期PDCAサイクルとして位置づける。それらを有効に機能させるための資料として、行事後の振り返りを活用する。また、PTA運営委員会、学校評議員会を、学校経営をチェックする機能として位置付ける。市指定研究テーマの『ICTを活用した「個別最適な学び」と「協働的な学び」の一体的な充実』は、デジタルの良さ(映像によるイメージの伝わりやすさ、情報共有・収集・発信の手軽さ、遠距離通信による交流)を生かして教育活動全体で推進する。以上の教育活動は、教職員および生徒が心身ともに健康でなければ推進できない。学校運営の改善や教職員の働き方改革を積極的に進め、教職員および生徒の健康を維持し、教育活動の質的向上が図られるようにする。

(1)「高く」確かな学力の育成

 ア 生徒が、主体的に学び合い、表現する授業づくり。

・西富士中スタイルを活用して授業に臨む心構えの定着を図る。

・資質・能力を身に付ける単元を構想し、目標と指導と評価の一体化を目指す。

・学習評価について研修を深め、授業改善と学習改善を図る。

・生徒が単元を見通して学びと振り返りを行い、教師は学びの伴走者となる。

・生徒が学習課題に対して主体的に学習をすすめ、自己の学びを深める。

・ビブリオバトルを通してパフォーマンス力を身につける。

・学校図書館司書と連携した読書力の質の向上を図る。

イ 地域を知り、地域と生きる間遠学習をすすめる。

・地域のひと・もの・ことを積極的に活用し、地域の課題解決に貢献できる学びをすすめる。

・生徒一人一台端末を活用した情報収集・整理・発信をもとに、情報活用能力を育成する。

(2)「美しく」豊かな心の育成

ア 主体性を育て、自治を目指す特別活動。

・学級ではお互いのよさを認め合う活動を積極的に行い、温かな雰囲気を醸成する。また、その雰囲気を全校に広める。

・人間関係づくりプログラムとそのアンケートを計画的・継続的に行い、固定化・序列化した人間関係を解消して良好な人間関係を築く。

・生活課題を自分たちで見付け、解決していくための話合い活動を充実させ、係活動や委員会活動と連携させて自治を目指す。

・生徒会活動に主体的に取り組み、学校を自分たちでよくしていこうという自治力を高める。

・西麓祭体育の部・文化の部の企画・運営を生徒主体で行い、互いの成長を認め合い学校生活に誇りと達成感がもてるようにする。

イ 自己の生き方について考える道徳教育を充実させる。

・自己の生き方をみつめ、多様性を認め合うことによって考えを深められるよう、「考え、議論する」道徳の授業を進めます。なお、35時間の道徳の授業の足跡をしっかりと残していきます。

・小中共通の重点項目である「向上心、個性の伸長」「思いやり、感謝」「生命の尊さ」を計画的・継続的に実施していく。

・道徳の評価について研修を進め、生徒が自らを振り返って成長を実感したり、これからの課題や目標を見付けたりすることができるようにしていく。

ウ 生徒の自立を支援する特別支援教育を充実させる

・ユニバーサルデザインの視点に沿った学習環境づくり、授業づくりを推進する。その際は、静岡県総合教育センターから出されているリーフレットのチェックリストを活用する。

・少人数のよさを生かし、生徒一人一人の個性を全教職員で把握し、共通理解を図りながら支援する。

 

(3)「強く」逞しい心身の育成

ア 自己指導力を育む生徒指導。

・「西富士中スタイル」の共有と徹底をとおして、規範意識の醸成と人権感覚を向上させる。

・「誰でもいじめの加害者・被害者になりうる」という意識を持ち、いじめの未然防止、早期発見、早期対応、継続観察に努める。

・いじめを自分事として捉える場や機会を設け、差別的な態度や発言が無いよう日常的に指導する。

・「無言移動」「無言清掃」を行い、生徒の我慢する心を育てる。

・SNSをめぐるトラブルを起こさない、SNSをめぐるトラブルに巻き込まれないことを目的として、計画的・継続的に情報モラル教育を実施する。

・スマートフォン等の望ましい利用について、家庭に啓発する。

イ 家庭と連携した健康教育。

・新型コロナウイルスを含む様々な感染症防止のため、家庭と連携して健康観察および感染対策を徹底する。

・規則的な生活を送ることができるよう、ゲームや動画視聴等の時間制限を家庭に啓発する。

・給食を食育の機会と捉え、適切に指導する。また、栄養教諭と連携して、食育の授業を実施する。

・小中で連携して、がん教育やLGBTQ教育を実施する。

ウ 自らの命を守る安全教育。

・生活安全・交通安全・災害安全について計画的に指導し、自分の命は自分で守るという危機管理能力を育む。

・危機対応マニュアルを基に、幼小中が連携した引き渡し訓練を実施し、学校の緊急時の役割と対応を保護者や地域に広く共通理解を図る。

グランドデザイン