1 学校教育目標
「志を持って 学び続ける人」
(1)目指す生徒像
《高く》学び合う生徒
《美しく》心豊かな生徒
《強く》たくましい生徒
少子高齢化、グローバル化の進展、絶え間ない技術革新により、社会構造や雇用環境が大きく、急速に変わり、予測困難な時代になっている。また、新型コロナウイルスにより、これまでの生活習慣や考え方も変えていかなければならなくなっている。これからの時代は、こうした変化を前向きに捉え、よりよい社会に担い手としてしっかりと志をもち、生涯にわたって主体的に学び続ける人材が求められている。その力を義務教育9年間で育てていくことを目指して、学校教育目標を『志を持って 学び続ける生徒』とした。
2 学校経営目標
「信頼関係を高め、
義務教育9年間を見通した教育活動の推進」
(1)《高く》確かな学力の育成
ア 生徒が、主体的に学び合い、表現する授業づくりを進めます。
・「生きて働く知識・技能」「思考力・判断力・表現力」「主体的に学習に取り組む態度」の評価について研修を深め、身に付けたい力が確実に身に付くように指導と評価の一体化を目指した授業改善を進めていきます。
・西富士中スタイルを活用し、授業に臨む心構えの定着を図るとともに、学び合いの場面では、生徒同士が意見をつないでいけるよう、教師は、「待つ姿勢」を大切にします。
・一人一台PCの活用など、コロナ禍でも生徒同士が学び合えるよう工夫改善をしていきます。
・小学校と連携して、授業に生きる家庭学習の在り方を研修し、適切に生徒に与えていくことで、授業への意欲化と学習内容の定着を図ります。
・新聞を活用した授業や朝の活動など、NIEを継続して進め、読解力の育成を図ります。
・朝読書や読み聞かせによる読書の習慣化、学校図書館司書と連携した読書の質の向上、家庭と連携した家における読書量の向上を図ります。
イ 社会と未来をつなぐ間遠学習の充実を図ります。
・地域のひと・もの・ことを積極的に活用して、生きた知識を身に付け、地域社会とのつながりを意識できるようにしていきます。
・校内の発表会や富士山麓サミット、富士山学習Ⅱ発表会の機会を利用し、プレゼンテーション力と、即興的な対話力の育成を図ります。
(2)《美しく》~心豊かな生徒~【笑顔のあふれる学級】
ア 主体性・自治力を育てる特別活動を推進します。
・生徒の生活の基盤である学級・学年において、お互いのよさを認め合う活動を積 極的に行い、温かな雰囲気を醸成します。
・人間関係づくりプログラムとそのアンケートを計画的・継続的に行うことで、固定化・序列化した人間関係の解消を図ります。
・自分たちの生活の課題を自分たちで見付け、解決していくための話合い活動を継続的に行い、集団の一員としての自覚を高めます。
・キャリアパスポートにより、自分自身の「今まで」を見直し、「これから」をイメージすることで、よりよい将来のイメージ化を図ります。
・生徒会活動を充実させ、自分たちの学校を自分たちでよくしていこうという自治力を高めます。
・西麓祭体育の部・文化の部の企画・運営を、生徒主体で行うことができるようにすることで、教師と生徒が感動体験を共有し、学校生活に誇りと充実感がもてるようにします。
イ 自己の生き方を考える道徳教育を充実させる。
・自己の生き方について考えを深めることができるよう、考え、議論する道徳の授 業を進めます。なお、35時間の道徳の授業の足跡をしっかりと残していきます。
・小中共通の重点項目である「向上心、個性の伸長」「思いやり、感謝」「生命の尊さ」を計画的・継続的に実施していきます。
・道徳の評価について研修を進め、生徒が自らを振り返って成長を実感したり、これからの課題や目標を見付けたりすることができるようにしていきます。
ウ 生徒一人一人の自立を支援する特別支援教育を充実させる
・ユニバーサルデザインの視点に沿った学級づくり、授業づくりを推進します。その際は、静岡県総合教育センターから出されているリーフレットのチェックリストを活用します。
・少人数のよさを生かして、全ての教職員で生徒一人一人の現状を把握し、共通な支援ができるようにしていきます。
(3)《強く》~たくましい生徒~【主体的で健康・安全な生活】
ア 自立と自律を育むことができるよう生徒指導を充実させる。
・生徒指導の基本は生徒理解であることを念頭に置き、生徒から手を離しても目や心を離さない指導を心掛けます。
・「西富士中スタイル」を活用し、規範意識を醸成します。
・「無言移動」「無言清掃」を行い、生徒の我慢する心を育てます。
・生徒がスマホやインターネットによるトラブルに合うことがなくなるよう、計画的・継続的に情報モラル教育を実施します。また、メディアの望ましい使い方について、家庭に啓発していきます。
・「いじめはどこにでも誰にでも起こりうる」という意識を常に持ち、いじめの未然防止と早期発見・早期対応に努めます。学級や生徒会で、いじめを自分事として捉えることができるような場や機会を充実させます。また、コロナ差別が起こらないよう日常的に指導していきます。
イ 家庭と連携して健康教育を充実させます。
・新型コロナウイルスを含む様々な感染症が広がらないよう、家庭と連携して新しい学校の生活様式の徹底を図ります。
・規則的な生活ができるよう、ゲームや動画視聴等のメディアに触れる時間の自制、望ましい食事や睡眠などについて、便りなどを使い、家庭に啓発していきます。
・給食を食育の機会と捉え、適切な指導をしていきます。また、栄養教諭と連携して、食育の授業を実施します。
・小中連携して、がん教育やLGBT教育など、命を守る教育を充実させます。
ウ 自らの命を守る安全教育を推進します。
・生活安全・交通安全・災害安全について、計画的な指導により、自らの命を自らで守るという危機管理能力を育みます。
・危機対応マニュアルを基に、学校の緊急時の役割と対応を保護者や地域に広く周知し、共通理解を図ります。
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