学校の様子

2024年度

バイオミメティクスから見る生物の観察力

中学1年生の理科の授業で、生物観察の専門家をオンラインで招きして、最新の生物観察研究について話をしてもらいました。

お話のテーマは「バイオミメティクスから見る生物の観察」です。

講師の山本惣大さんは現在高校3年生でありながら、昆虫観察とバイオミメティクスを融合させたプロジェクト「Bugcreation(バグクリエイション)」の発起人です。自身が開発中の観察道具「IBOX」とデジタル昆虫図鑑「MIMIMON」を活用し、自然から学ぶ新しい創造の形を提案しています。

授業を受けた生徒たちの感想は以下の通りです。

〇最初バイオミメティクスというものは「生物から知識を得てそれを商品に活かす」ということだと捉えていました。ですが今回そうたさんからの真剣で真っ直ぐな思いを聞き、バイオミメティクスというものは「生物の構造や疑問を利用し、人間の生活にあるモノやコトに活かす」ものだと学びました。
 貴重なお話の中で一番印象に残ったことはミクロ、マクロの話です。全体を見るのか細部を見るのか、その2つを両立することで様々な疑問や特徴を見つけられることを学びました。
 私はこれからの生活の中で「疑問を持つこと」を意識していきたいです。日常の中で目にとまったモノを深堀りしようと考えても「あたりまえか」というように諦めてしまうので、単純な疑問をもち、しっかりと一つのことに集中できるようにしたいです。

〇バイオミメティクスという言葉は聞いたことはありましたが、意味を知りませんでした。
でも、今回、身近にもバイオミメティクスが使われていると知り、生物からヒントを得ているのはすごいと思いました。
これから、理科の授業で、今の時代のパソコンを使うだけでなく、図鑑などを利用して、知識を深めて、マクロ:ミクロを使って学びを深められるようにしたいし、教えてもらったことを活かして、観察や実験をしていきたいです。

 

上記のような感想を持ってくれたことに感謝しつつ、今後の授業でもここで学んだことを大切に授業を実施していこうと思いました。