地域おこし協力隊インターン生の河島さんと考える「自分らしい生き方」
~生成AIとの対話から見えてくる、自分の可能性~
6月4日、富士宮市の地域おこし協力隊として活躍されている河島さんをお招きし、3年生を対象に特別授業を行いました。テーマは「生成AIとの対話を通じた自己理解と主体的な生き方の探究」。生徒たちは、自分の性格や価値観を入力し、その情報をもとにAIが“自分になりきる”というユニークな体験をしました。
この活動を通して、自分の良さや弱さ、そして可能性に気づくきっかけを得た生徒たち。AIを“他者の視点”として活用しながら、「自分はどう見られているか」「どんな個性があるのか」といった問いに真剣に向き合いました。
ある生徒は、次のように振り返りました。
「自分のことを自分でもよく分かっていないと気づくきっかけになりました。」
普段は当たり前に「自分」として生きているけれど、自分を言葉にして他者(AI)に伝えようとしたとき、何をどう表現すればいいのか迷ったといいます。
さらに、AIが再現した自分の“分身”を見たとき、「これは自分に似ているのか?」「自分って、どう見えているのだろう?」と考えるようになったそうです。
この体験を通じて、生徒は“わかっているようでわかっていない自分”に出会い、自分を深く見つめ直すきっかけを得たのです。
他の生徒たちからも、
「生成AIが自分の話し方や考え方を少しの情報から再現していて驚きました。」
「情報の重要さと、AIの進化の速さに少し怖さも感じました。」
「自分の価値や存在について考える、いい機会になりました。」
といった声が寄せられました。
テクノロジーの進化に触れながらも、「人間らしさ」とは何か、「自分はどう生きたいのか」を見つめる時間となった今回の授業。
未来を担う生徒たちにとって、AIとの対話を通して自己理解を深めるこの学びは、確かな一歩となりました。