水泳

6年生と1年生 ペア学習の意義 7/5

今年度、1年生は4時間水泳を行い、かなり水に慣れてきました。しかし、恐怖心からか、どうしても力が入ってしまい、浮くことができません。そこで、6年生にお願いして、いっしょに入ってもらうことにしました。ビート板を使った「ラッコ浮き」では、6年生がそっと背中を支えてくれました。1年生は安心し、少しずつ6年生の手のひらに体重をあずけ、力を抜き、浮くことができました。その後、ひっくり返って、顔を出した「けのび」も6年生に支えてもらいながらできました。

15分間という短い時間のペア学習でした。6年生は大プールに戻っていき、平泳ぎの練習を始めました。小プールに残った1年生は、それまでとはうって変わって、寒さや恐怖心もなくなり、ビート板を用いた顔を上げた「けのび」や「けのびばた足」を、所狭しと始めました。

昨年度の柚野地区成人式実行委員会で、20歳の方が「8年前ペアだったあの時の1年生からメッセージをもらえたら嬉しい」と意見を言いました。脈々と受けつがれているペアのつながりが、今年もしっかりとできはじめています。6年生の存在が、1年生にとってどれほど大きいかがわかる授業でした。