陸上運動

走り幅跳び

 

走り幅跳びは、前方向に進んでいた体をふみきり板で上方向に切りかえるのですが、記録を大きく左右するのが助走のスピードです。オリンピックなどでは助走距離が長いのですが、小学生は長く助走をすると、それだけふみきりをぴたりと合わせるのが難しくなるので、3歩、5歩、7歩ぐらいまでにするとよいです。 (参考文献:明治図書「楽しい体育の学習」)

リズミカルでスピードのある助走

・助走し始めは、ふみ切り足(利き足)を後ろに引きます。

 つまり、1歩目が利き足となり、3歩助走、5歩助走、7歩助走と全て利き足でふみ切ることになります。

・かけ声や手拍子でリズムを確認するといいです。

 3歩助走…「イチ、ニイ、サン!」

 5歩助走…「12・イチ、ニイ、サン!」

 7歩助走…「1234・イチ、ニイ、サン!」

・短い助走で、トップスピードでふみ切ることを目標に取り組みましょう。

 

力強い片足ふみ切り

・歩はばは、加速すると同時に広がっていきますが、最後の一歩は気持ちせまくするようにしましょう。

・スピードに負けないために、ふみ切り足は、かかとからぼうのように伸ばして着き、足のうら全体で力強くふみ切りましょう。

・ボールを遠くに投げるためには、角度(高さ)が必要なように、上体を起こして上方に高くとび上がるようにしましょう。

(練習方法) 1m程先にゴムひもをはり、高さを変えながら、タッチする(高い)、とびこす(低い)。

 

ひざを引き上げた空中姿勢

・足のうら全体でふみ切るのと同時に、ふりあげ足のひざを曲げて前につき出すようにして上体を起こします。

 体をななめ上方へ高く持ち上げるイメージです。

・「そり跳び」の場合は、両手を引き上げ、上体をそった形にしますが…

・「かがみとび」は平がなの「ん」の字になるイメージです。

 

ひざをやわらかく使った着地

・両足をそろえて着地しましょう。

・ひざを深く曲げてやわらかく着地します。

・顔をしっかり起こしておきましょう。深く曲げたひざに自分の顔をぶつけるのを防ぐことになります。

・両足のうらを正面に見せるようにしましょう。

片足ふみきり→両足着地を身に付けるための遊び

(1)折り返し運動(大股・ケンケン・両足とびで連続・ケングー)

(2)どこまでジャンプ

(3)どこまでグリコ

(4)グリコじゃんけん 

(5)川跳び