2025年3月の記事一覧
マウントフジ里山バケーション代表の新谷さんのお話
1,2年生合同の道徳の授業で、マウントフジ里山バケーションの代表の新谷雅徳さんにお越しいただき、生徒たちと対話してもらいました。
新谷雅徳さんは、富士宮市にある「マウントフジ里山バケーション」の代表です。この施設は、エコツーリズムとグランピングを融合させた場所で、富士山の美しい自然環境の中で、持続可能な観光を提供しています。
また、エコツーリズムの分野で長年の経験を持ち、世界各国でエコツーリズム開発支援を行ってきました。その活動が評価され、2018年には環境大臣賞「日本エコツーリズム大賞特別賞」を受賞し、オーストラリアのTraveller誌で「観光で世界を変える31人」に選ばれた方です。
今回の道徳の授業では、新谷さんの生き方をお話してもらった後に、生徒たちと対話を実施しました。
新谷さんのお話に触発されて、多くの生徒たちが新谷さんに自分たちが総合学習で考えているビジネスの提案や相談をしていました。
生徒たちの本気の質問に新谷さんもとても丁寧に答えてくださり、生徒たちの学びが加速しました。
以下が生徒たちの感想となります。
○新谷さんのお話を伺い、これまでいろいろなことに挑戦し、それを成功させてきた新谷さんだからこそ見える特別な景色を、私も少しだけ感じることができた気がしています。
先日のお話では、新谷さんがお仕事に対して強い責任感と深い愛情をお持ちであることを感じました。それを通じて、私がこれから進んでいくビジネスにおいても、それらが大切な要素であることを再認識いたしました。
さらに、何も決まっていなかった私の将来が、新谷さんのお話を聞いて少しずつ明確になってきたように思います。私も新谷さんのように、しっかりとした目標を持ち、それに向けて努力を続けられる人になりたいと強く思いました。
○私達にお話していただきありがとうございました。私は狩宿地区に住んでいて毎日家からテントが見えていました。そんな身近にあった場所に外国人の人達がたくさん来ていることにびっくりしました。
また自分がやりたいと思ったことに向けて、海外へ行ったり、現地の人と協力したり、言語がちがくともその国とふれあって良さを見つけてそこを改善する。そういった行動に移すということが私はかっこいいと思いました。
私は富士山など身近にあるものなので県外などから来た人よりは見てすごいなと思ったことがそんなにないと思います。しかし、自分たちの地域はとても自然豊かだしいいところがたくさんあるので、自分たちからそういったところをたくさん見つけて周りにどんどん発信していきたいです。
また西富士中オリジナルガチャをおいてもいいよと提案していただきとても力強く思いました。
富士宮に興味を持って来ていただいた外国の方たちに一つの思い出としてガチャガチャを持って帰ってもらいたいです。外国の人たちに富士宮の自分たちがおすすめしたいところを興味を持ってもらったり行きたいと思ってもらったりできるように、英語で説明を書いたり富士宮の観光地をたくさん知ってもらうためにマップ形式で作ってみたり、いろんなことを試してみて自分たちの目標に近づけるようにこれから頑張っていきます。
地域の様々な方が学校に関わってくださるおかげで生徒たちは貴重な学びを体験することができております。
多様な経歴を持たれている高根澤さんのお話
2年生のキャリア教育の一環で高根澤さんの生き方について聞かせてもらいました。
高根澤さんは沼津高専を卒業後、東京で就職し、数年間勤務しました。その後、地元に戻り、選挙活動の支援を行いました。
さらに、再度大学に進学して学び直し、地元富士宮の企業の取締役に就任するなど、多彩な経歴を持つ方です。
現在は、害獣たちの被害に対して今まで学んできたことを生かし高根澤さんにしかできないことを実施しています。
その一つに、害獣を駆除した後の毛皮の製品化やデジタル化があります。
高根澤さんからは、中学生からもその部分でのアドバイスが欲しいとの要望があり、中学生に意見を求めている姿が印象的でした。
以下はこの授業を終えての生徒の感想となります。
○授業で学んだことは、自分らしく生きることの大切さです。さまざまな学校や会社に行くことで、多くのことを学び、自分の可能性を探ることができると感じました。この授業を通じて、いろいろな場所に行けば多くのことを学べることを実感しました。
西富士中に来てくださった方々の話を聞くと、多くのことを学ぶためには、さまざまな場所に行き、経験を積むことが重要だとわかりました。高根澤さんも同じようなことをおっしゃっていて、本当に経験が大切だと理解しました。
○今回、高根澤さんの話を聞いて、自分なりの生き方について考えることができました。高根澤さんはチャレンジャーな人だと感じました。なぜなら、友人のために周りが12歳くらい年下の人ばかりで同年代の人が少ないにもかかわらず、再び学校に入ったり、HKSで高い地位にいたにもかかわらず、別の仕事に転職するなど、挑戦を続けているからです。自分はチャレンジャーではないけれど、やりたいことやなりたいものがたくさんあるので、できる限り挑戦していきたいです。また、ハンターにも興味があるので、大人になったら第一種猟銃の免許を取得できるよう勉強したいと思います。
今回の授業を通して生徒たちは「多様な人生の在り方」や「学び続ける事の大切さ」、「運は努力次第」であることについて学んでいたように思います。
様々な大人と出会うことで生徒たちの思考が深くなっていくことがこのような授業を実施していると感じます。
関わってくださる地域のみなさんには感謝しかありません。
ビジコネさんにビジネスのアドバイスをしてもらう
2年生の間遠学習でビジネスコネクトのみなさんに自分たちが考えているビジネスの相談を実施しました。
地域のお年寄りのために何ができるのか考えた結果、自分たちがお年寄りのために動けばよいのではと考え、「レンタル中学生」というビジネスを考えている野田にこさんは、「レンタル中学生」を他の地域でも広げていきたいのですが、どうしたらよいのかという相談をしていました。
ビジネスコネクトさんからは「まずは自分たちの地域でやっていることを確立することが大切である。それが確立してきたら同じことを他の地域でも自分たちがやってみることが大切なのではないか。」という助言をしてくれました。
他にも生徒たちは「サイクリング観光」や「西富士ガチャ」「自然体験学習」について相談をしました。
どのビジネスについても中学生にも分かりやすいような助言をしてくださり、中学生のビジネスが次に進むきっかけとなりました。
生徒たちの本気を本気で受け止めてくれる大人達がいることは生徒たちにとってとても貴重です。
地域のみなさんが協力してくれるありがたさを感じる間遠学習となっております。
亜鉛とハンダでアートを創る
2年生の技術科の授業で板金屋さんを営んでいる鈴木さんにお越しいただき、亜鉛とハンダでもの作りの体験提供をしてもらいました。
各自にもの作りセットを用意してもらったり、作り方について丁寧にアドバイスをしてくださったりしてくださいました。
生徒たちのハンダ付けの技能も上がっていました。
完成した作品は下のようなものでした。
この活動を通して、もの作りの楽しさを味わうと共に、普段使わないものでもこのように生まれ変わる感動を知ることができました。