2025年4月の記事一覧
静岡新聞社の國本さんによる取材の仕方講座
総合学習のスキル学習として、静岡新聞社の國本さんをお招きし、取材の仕方講座を実施していただきました。
取材後に記事をまとめる際に意識されていることは主に2つあります。1つ目は事実をきちんと伝えること、2つ目は誰が読むかを想像することです。そのため、取材時には5W1Hをしっかりと聞くようにしているとのことでした。
また、「良い記事は良い取材から生まれる」とおっしゃっていたのも印象的でした。
授業の内容は他己紹介ワークを実施して場の雰囲気を和ませていただいた上で、3年生の昨年度の総合学習の発表をベースに1,2年生による、3年生への囲み取材を実施。
みんな真剣な表情で3年生に取材している姿が印象的でした。
生徒たちの感想は以下の通りです。
○人の話を聞いてメモを取ったり、自分の言葉に直したりする力はとても大切なスキルだと思いますが、これまでそれを学ぶ機会はあまりありませんでした。
そんな中で、新聞記者の方から直接教わる機会を得られたことは、非常に貴重な経験だったと感じています。
これからも、そこで学んだスキルや知識を活かしていきたいと思います。
○私は正確さ、鮮度、珍しさが大切だなと思いました。 取材をする中で会話を楽しむ、疑問はその場で解決させる、メモは早く正確にすることが私にはできないことなので、とてもすごいなと思いました。
この活動を通して取材をするうえでの大切なポイントを知ることができたと思います。
ここで得た学びを糧にこれから一年間の総合学習を進めていって欲しいと思います。
バイオミメティクスから見る生物の観察力
中学1年生の理科の授業で、生物観察の専門家をオンラインで招きして、最新の生物観察研究について話をしてもらいました。
お話のテーマは「バイオミメティクスから見る生物の観察」です。
講師の山本惣大さんは現在高校3年生でありながら、昆虫観察とバイオミメティクスを融合させたプロジェクト「Bugcreation(バグクリエイション)」の発起人です。自身が開発中の観察道具「IBOX」とデジタル昆虫図鑑「MIMIMON」を活用し、自然から学ぶ新しい創造の形を提案しています。
授業を受けた生徒たちの感想は以下の通りです。
〇最初バイオミメティクスというものは「生物から知識を得てそれを商品に活かす」ということだと捉えていました。ですが今回そうたさんからの真剣で真っ直ぐな思いを聞き、バイオミメティクスというものは「生物の構造や疑問を利用し、人間の生活にあるモノやコトに活かす」ものだと学びました。
貴重なお話の中で一番印象に残ったことはミクロ、マクロの話です。全体を見るのか細部を見るのか、その2つを両立することで様々な疑問や特徴を見つけられることを学びました。
私はこれからの生活の中で「疑問を持つこと」を意識していきたいです。日常の中で目にとまったモノを深堀りしようと考えても「あたりまえか」というように諦めてしまうので、単純な疑問をもち、しっかりと一つのことに集中できるようにしたいです。
〇バイオミメティクスという言葉は聞いたことはありましたが、意味を知りませんでした。
でも、今回、身近にもバイオミメティクスが使われていると知り、生物からヒントを得ているのはすごいと思いました。
これから、理科の授業で、今の時代のパソコンを使うだけでなく、図鑑などを利用して、知識を深めて、マクロ:ミクロを使って学びを深められるようにしたいし、教えてもらったことを活かして、観察や実験をしていきたいです。
上記のような感想を持ってくれたことに感謝しつつ、今後の授業でもここで学んだことを大切に授業を実施していこうと思いました。