学校教育目標/重点目標

学校教育目標 自信をもって活動する生徒 

 

 現代社会は、急激に変化し予測困難な時代であると言われています。そのような状況の中、将来に向かっていく生徒は、自分自身の良さや可能性を認識するとともに、あらゆる他者を価値のある存在として尊重できる人になること、また、自分と関わり合う全ての人々と協働しながら社会の変化に対応し、豊かな人生を切り拓き、持続可能な社会の創り手となることが求められています。

 このことを受け、本校では、一人一人の子どもはかけがえのない存在であるという考えを根底におき、「自信をもって活動する生徒」を学校教育目標として掲げ、生徒一人一人が全ての教育活動に自分ごととして主体的に取り組むとともに、協働的な学びを通して学校教育目標の達成を目指していきます。 

 生徒が自ら学び、自らをよりよい方向へ導くため、生徒相互が望ましい人間関係を築き、その中で互いに成長し合う姿を念頭に「感謝の心をもって、ともに尊敬し合う」、「自ら学びに向かい、ともに学び合う」「自ら心身を鍛え、ともに高め合う」「家庭・地域の一員としての役割を果たす」を目指す生徒像として取り組んでいこうと考えています。その中で、学校文化として日常的に、「時を守り(2分前着席、30秒前黙想)、場を浄め(黙働清掃)、礼を正す(あいさつ)」を基本とした教育活動を実践していきます。

 また、本校では、生徒、保護者、地域、教職員の信頼関係を構築し、そのつながりを大切にすることで、義務教育9年間の出口という中学校の重要な役割を果たすとともに、身に付けたい資質・能力を明確にして、生徒の良さを伸ばし、よりよい社会を創造できる人材を育成することを目指し、教職員が一丸となって教育活動を推進していきます。 

 

学校経営目標 生徒の良さを引き出す、主体的・協働的な教育活動を実現する学校づくり

       〇生活向上:感謝の心をもって、ともに尊敬し合う

       〇学力向上:自ら学びに向かい、ともに学び合う

       〇健康・安全向上:自ら心身を鍛え、ともに高め合う

       〇家庭・地域連携:家庭・地域の一員としての役割を果たす

手立て(教育活動)

〇生活向上 

・学校行事や生徒会活動等を通して、学校、学年のリーダーの育成を図るとともに、生徒の良さを認め、その良さを引き出し、伸ばす教育活動を推進する。

・生徒が一人一役を意識し、主体的、協働的な生徒会活動を展開できるよう支援する。

・学校の教育活動全体を通して実施される道徳教育とその要となる特別の教科道徳を効果的に機能させ、生徒の道徳実践力を向上させる。

・あらゆる機会を捉えて、人権感覚を養う。生徒が主体的に人権について考える機会として人権週間を設定したり、教職員の人権感覚を向上させるための研修等を実施したりする。

・本校で定めた「学校いじめ防止基本方針」に基づき、いじめの根絶及び未然防止に取り組む。

・生徒が望ましい人間関係を構築できるよう、ハイパーQU等、人間関係づくりプログラムを計画的・効果的に実施する。また、活動を通して生徒の自己肯定感を高めるための集団づくりを推進する。

・教育相談を計画的に実施するなど、教職員は常に生徒が将来を意識した生活を送るよう支援する。その際、スクールカウンセラー及び外部機関等とも効果的に連携する。

〇学力向上 

・身に付けたい資質・能力を明確にするとともに、生徒の思考の流れを意識した単元を構想し、生徒が自分ごととして捉え、主体的・対話的で深い学びを実現するために日常的に授業改善に取り組む。

・1人1台端末の導入によって個別最適な学び及び協働的な学びの実現を図り、生徒が自ら進んで学習に取り組むよう支援する。

・総合的な学習の時間「矢立ドリーム」を通して、地域を愛する心や誇りなどの涵養を図る。また、SDGs(持続可能な開発目標)に係る正しい知識を身に付けて自己の生き方を考えたり、教科等横断的な学習、探究活動を推進したりすることで、確かな学力を育む。

・朝読書の実施を徹底し、読書活動の質的向上を図ることで、生徒の思考力、判断力、表現力の育成につなげる。

・生徒が将来を見据え、夢や希望をもって生きる力を育むためのキャリア教育を推進する。キャリアパスポートを効果的に活用することで振り返り活動を充実させる。

〇健康・安全向上 

・生徒が自他の生命を尊重し、自分の命は自分で守ることができるよう防災教育・安全教育の充実を目指す。

・健康診断等における結果を生徒、保護者と共有し、疾病等がある場合は早めに治療するよう働きかけ、治療率を高める。

・薬学講座、思春期講座、情報モラル教育講座等を計画的に実施したり、食育の充実を図ったりすることで、生徒が主体的に現在の生活を見直すとともに、将来を見据えて、心身ともに健康な生活を送ろうとする意識を高める。

・部活動ガイドラインに則った適正な部活動を実施することで、スポーツや文化活動への取組を充実させる。

・生徒が「新しい生活様式」を意識し、自分ごととして感染症予防教育に取り組むよう支援する。

・自転車通学者が多いことから、特に交通安全教育を充実させ、生徒が生涯にわたって交通安全への意識を高く持って生活できるよう支援する。

〇家庭・地域連携

・生徒が地域の一員としての自覚や誇りを持てるよう支援するとともに、各区・PTA・同窓会等と連携し、様々な地域行事、防災訓練等への主体的な参加を推進する。

・地域の人的・物的資源を最大限に生かし、職場体験、職業講話等キャリア教育事業や講演会活動を推進し、生徒が持続可能な社会の創り手となるよう支援する

・各種たより、HP、メール配信等を活用し、学校の情報を効果的に発信する。

・学校評議員会、PTA常任委員会、学級懇談会、地区懇談会等で、家庭や地域等の情報を的確に受信するとともに、学校の情報を発信する。

運営方針