本校は、市街地中心部にある富士宮市立富士宮第二中学校の大規模校解消策として新設され、平成7年4月に開校した。本地域は、明治時代初期、「士族授産」の方針に基づき、旧幕臣の入植から当時の開墾が進んだ。入植者たちは、困難な生活の中にも、子弟の教育に対する重要性を認識し、教育機関としての「五松舎」をつくった。地元に学校を設置したいとの願いは、昭和45年に大富士小学校の開校で結実した。開校に至るまでの地元の人々の協力は、並々ならぬものがあった。子弟の教育に対する熱い思いは、脈々と受け継がれ、平成7年の大富士中学校開校となった。

 

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 1年生は、「富士宮の経済を活性化させるにはどうすればよいのか」というテーマで発表しました。友人や家族と意見交換をして、富士宮市民が日頃思っている不便な点を挙げました。それを解決する商品開発が活性化する”カギ”と考え、富士宮市に提案しようと考えました。 2年生は、「住み続けたい町にするために」をテーマとして追究しました。SDGsの視点をもちながら、食品ロスを減らすために我々にできることを提案したり、海外研修での経験を生かして富士宮に来てくれる全ての人が安心して楽しめる観光都市にする方法を考えるたりするなど、富士宮が抱える現状について調べ、解決方法を考え、提案しました。
 教育後援会が主催となり、芸術鑑賞教室が開かれました。今年度は「銀河鉄道の夜」の演劇でした。生徒は、1つ1つの細かい演技に引き込まれていて、カンパネルラの死に関わるジョバンニの心情について特に印象に残ったようでした。また、演技だけではなく音や光で人の気持ちを表現しているところもすごかったです。最初から最後まであきることのない楽しい時間を過ごすことができ、みんながたいへん感動し喜んでいました。
 晴天の中、五翔祭体育の部が実施されました。ラジオ体操から応援団による全校応援、各学年ごとの学級対抗リレーや学年種目にその成果が表れていました。特に、学年種目として行われた1年生の「駆け抜けろ!アラジン」、2年生の「Chu!! 速すぎてごめん!!」、3年生の「ムカデ現象なぁぜなぁぜ?」はクラスの絆を深める種目となり、感動的な行事となりました。
 スローガン「Infinity ~Feel~」のもと、五翔祭文化の部が開催されました。熱中症対策のため、体育の部を10月末に計画したこともあり、いつもより3週間ほど早く行われました。クラス合唱に加え、応援団のエール、英語弁論の内容でした。短い練習期間でしたが、どのクラスも気持ちのこもった歌声を響かせることができました。
 後期生徒会立会演説会・選挙が行われました。立候補者や責任者の演説は、テレビ放送にて行われました。 1年生からは多くの生徒が立候補し、2年生からは昨年度に引き続き立候補するなど、大富士中のためにがんばっていきたいという想いが伝わってきました。スピーチでは、「あいさつ」「思いやり」「協力」などの言葉が使われ、「学校のために」「誰かのために」取り組んでいきたいという内容でした。
 3年生にとって部活動の集大成である中体連大会が行われました。「少しでもこの仲間と一緒にプレーしたい。今まで支えてくれた人たちに、プレーで感謝の気持ちを伝えたい。」どの生徒もそんな思いで精一杯の力を出しきりました。最後まで諦めずに戦う姿は見ている私たちを感動させました。
 3年生にとって最後の大会が6月24日(土)から始まりました。そんな3年生を激励するための大富士壮行会が行われました。今年度は全校生徒が体育館に集まり、3年生の保護者にも参観していただきました。壮行会では、それぞれの部活動の3年生から意気込みが伝えられました。応援団からの心のこもったエール、2年生代表生徒の激励の言葉があり、みんなの気持ちが1つにつながった素晴らしい壮行会となりました。
 5月18日~20日まで各学年で宿泊行事を行いました。1年生は大富士中学校を拠点として五翔セミナー、2年生は西湖の紅葉台キャンプ場で林間学校、3年生は京都・奈良方面に修学旅行に行ってきました。どの学年も仲間と協力し、絆を深めながら活動をすることができ、大きく成長することができました。  
 令和5年度第29回入学式が行われました。入学式では、緊張した様子で制服に身を包んだ、初々しい姿の新入生が、保護者の皆様、教職員に見守られ、堂々と入場することができました。担任からの呼名に対して、どの生徒もしっかりと返事をする姿に頼もしさを感じました。
 富士宮市内の中体連の結果を総合して第1位に輝いた中学校に送られるロータリークラブ杯授与式がテレビ放送にて行われました。大富士中学校は、バレーボール部、男女卓球部、剣道部の優勝をはじめ、他の部でも優秀な成績を収めたことがロータリークラブ杯の受賞につながりました。この受賞は3年生の活躍はもちろんですが、1・2年生の力も大いに影響しています。来年度も引き続き受賞できるようにみなさんでがんばっていきましょう。